八朔牛突き大会

八朔牛突き大会

行事の歴史及び内容

全国でもわずか6地域でしか行われていない、牛と牛が角を突き合わせて闘う闘牛を、隠岐の島町では「牛突き(うしづき)」として古くから伝承しています。牛突きは、1221年の承久の乱により隠岐へ配流となった後鳥羽上皇を慰めるために御前で披露したのが起源とされ、800年近い歴史を誇っています。現在は年3回の本場所大会を開催し、この貴重な伝統文化の保存・伝承につとめ、体験型観光や交流事業等の観光産業の目玉としても島外に向けアピールしています。

本場所大会のなかでも、特に歴史が古いのが、毎年9月1日に壇鏡神社(だんぎょうじんじゃ)の八朔祭に行っている「八朔牛突き大会」です。会場となる隠岐の島町上西(かみにし)の佐山(さやま)牛突き場は、島の中でも都万(つま)と西郷(さいごう)の境に位置し、戦国期の隠岐の島内覇権をめぐる都万と西郷の戦いがこの周辺であったと伝わっています。八朔牛突き大会がいつから行われていたのか明らかではありませんが、この場で繰り広げられた戦いの死者の慰霊のためともいわれています。

戦前には畜産が振興されるなかで、牛突きに勝った牛が市場で高値がつくこともあり、牛突きが畜産振興に一役買っているとして紹介されました。また現在同様に当時も観光客のためにも牛突きが行われていました。しかし、観光客に向けた牛突きよりも、八朔牛突き大会のような本場所大会での勝負はより見応えがあると紹介されていました。牛突き場の多くは円形にくぼんだ地形の底に土俵を設けて牛同士を突かせ、観客はその斜面から観戦します。佐山牛突き場も例外ではなく、昭和40年代の写真では土俵から続く斜面が人で埋め尽くされており、多くの島民が夢中になっていたことが窺えます。

八朔牛突き大会のほか、毎年8月15日の「牛突き夏場所大会」、10月13日の「一夜嶽牛突き大会」といった本場所大会があり、それぞれに主催する団体があります。3団体が協力し牛突きの保存・伝承に努めています。ぜひ観戦にご来島ください。

行事主催者

都万牛突き保存会(つまうしつきほぞんかい)

開催時期

毎年9月1日

※変更・中止等の場合もありますので行事主催者にご確認ください。

開催場所

島根県 隠岐郡 隠岐の島町 上西  佐山牛突き場

行事に関する連絡先

都万牛突き保存会 事務局 半田耕一
E-mail   handa-k0325@town.okinoshima.shimane.jp

行事HPアドレス

隠岐の島町のHP https://www.town.okinoshima.shimane.jp/www/index.html

行事開催に関する写真

『土俵入り』

出場する牛を対戦する場所『土俵』に一堂に会し、観客に披露する土俵入り。競馬でいうところのパドックです。

『対戦』

牛の鼻に結んだ綱を持ち、牛のそばでともに戦う綱どり。競馬のジョッキーの様にタイミングを見計らって牛に掛け声をかけて、牛の闘争心に火をつけます。

『観戦』

すり鉢状の自然の観覧席から戦いを観戦します。

『勝利の喜び』

勝利した牛の贔屓の若者たちが、我先に牛に飛び乗り勝利を祝します。

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