一夜嶽牛突き大会

一夜嶽牛突き大会

行事の歴史及び内容

全国でもわずか6地域でしか行われていない、牛と牛が角を突き合わせて闘う闘牛を、隠岐の島町では「牛突き」として古くから伝承しています。牛突きは、1221年の承久の乱により隠岐へ配流となった後鳥羽上皇を慰めるために御前で披露したのが起源とされ、800年近い歴史を誇っています。現在は年3回の本場所大会等を開催しこの貴重な伝統文化の保存・伝承につとめ、体験型観光や交流事業等の観光産業の目玉としても島外に向けアピールしています。

本場所大会の1つである「一夜嶽牛突き大会」 は、隠岐の島町北方の岳山(361m)の中腹にある一夜嶽神社の拝殿の向かいにある牛突き場で、毎年一夜嶽神社の祭礼の行われる10月13日に行われています。牛突き場から山頂に向かって登るともう1つの拝殿があり、牛の飼い主がここまで、登って牛馬の平癒などを祈ったため、欄干には牛の鼻輪や鼻綱が供えられています。

この大会の詳しい歴史はわかりませんが、戦前には畜産が振興されるなかで、牛突きに勝った牛が市場で、高値がつくこともあり、牛突きが畜産振興に一役買っているとして紹介されました。

また、現在と同様に当時も観光客のためにも牛突きが行われていました。しかし、観光客に向けた牛突きよりも、一夜嶽牛突き大会や八朔牛突き大会のような本場所大会での勝負はより見応えがあると紹介されていました。牛突き場の多くは円形にくぼんだ地形の底に土俵を設けて牛同士を突かせ、観客はその斜面から観戦します。

一夜嶽牛突き大会のほか、八朔牛突き大会(毎年9月1日)、牛突き夏場所大会(毎年8月15日)、上西神社奉納牛突き大会(11月)といった大会があり、それぞれに主催する団体があります。各団体が協力し牛突きの保存・伝承に努めています。ぜひ観戦にご来島ください。

行事主催者

五箇牛突き保存会

開催時期

10月13日

※変更・中止等の場合もありますので行事主催者にご確認ください。

開催場所

一夜嶽牛突き場(隠岐の島町)
島根県隠岐郡隠岐の島町北方
アクセス
・西郷港から車で約50分

行事に関する連絡先

住所:685-0314 島根県隠岐郡隠岐の島町山田709-10
E-mail:mukei@bridge.ocn.ne.jp

行事開催に関する写真

土俵入り

東西に分かれ、その日出場する牛が順に土俵入りを行います。牛には衣装が着せられますが、中でも最後に入場する横綱牛は、純白の横綱を角にまき、刺繍が施された豪華な化粧着物を纏います。また、牛と共に数多くの械が立てられ牛と共に場内を一周します。

牛突き音頭

写真内内容説明:地元保育園園児による牛突き音頭が披露されます。

取組の様子

取り組みでは、鈍い音を立てながら激しく角を突き合います。牛の傍らには、「綱取り」がつき、掛け声をかけながら、引き綱を操ります。この「綱取引の技術も勝敗に大きく影響します。

勝負に勝った牛の関係者は、牛の背に飛び乗り、歓声をあげながら勝利を祝福します。

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