行事の歴史及び内容
毛呂山町の流鏑馬は、平安時代後期の康平6年(1063年)源義家が奥州平定のため、町内の出雲伊波比神社で戦勝を祈願し、凱旋の際、再びこの地を訪れて流鏑馬を奉納したのが起源とされています。毛呂山町の流鏑馬は、毎年秋(11月3日)と春(3月第2日曜日)に行われ、埼玉県内に伝わる伝統的な流鏑馬では毛呂山町だけが毎年奉納されています。
秋の流鏑馬は3つの当番区から出される一の馬、二の馬、三の馬と呼ばれる3頭の馬により奉納されます。一の馬は白で源氏、二の馬は紫で藤原氏、三の馬は赤で平氏を表し、乗り子と呼ばれる射者は町内の小・中学生が務め、乗り子が少年であることは全国的に大変珍しく毛呂山町の流鏑馬の大きな特徴となっています。平成17年3月には埼玉県無形民俗文化財に指定され、祭のクライマックスは、11月3日午後に行われる夕的(ユウマトウ)です。午後2時ごろ、花笠に陣羽織、背中に母衣を背負い、腰には太刀を偑き盛装した乗り子が、矢取りと大勢の口取りを従え、的宿を出陣します。通りでは餅が派手にまかれ、その中をホイホイと勇ましいかけ声とともに出雲伊波比神社に向かい、神社の馬場では日が暮れるまで勇壮な馬上芸が披露されます。
春の流鏑馬は「七つうちは神の子」とされる6歳までの男の子が乗り子です。白・紫・赤の3色で飾り立てられた花笠と赤い陣羽織で盛装した姿は、まるで小さな武者人形のようです。
行事主催者
出雲伊波比神社やぶさめ保存会
開催時期
秋の流鏑馬まつり 11月3日(祝:文化の日)
春の流鏑馬まつり 3月(第2日曜日)
※変更・中止等の場合もありますので行事主催者にご確認ください。
開催場所
出雲伊波比神社
埼玉県入間郡毛呂山町岩井西5-17-1
TEL 049-294-5317
- 電車の場合
東武越生線東毛呂駅下車 徒歩10分
JR八高線毛呂駅下車 徒歩5分 - 車の場合
関越自動車道坂戸西スマートインター より25分
圏央自動車道圏央鶴ヶ島インター より30分
行事に関する連絡先
- 毛呂山町観光協会(毛呂山町役場 産業振興課 商工観光係内)
〒350-0493
埼玉県入間郡毛呂山町中央2-1
TEL 049-295-2112(内線214・215)
メール sangyou@town.moroyama.lg,.jp(産業振興課代表メールアドレス) - 毛呂山町歴史民俗資料館
〒350-0432
埼玉県入間郡毛呂山町大字大類535-1
TEL 049-295-8282
メール rekisi@town.moroyama.lg.jp
行事HPアドレス
http://www.town.moroyama.saitama.jp(町代表ホームページ)
行事開催に関する写真



