黒髮神社流鏑馬神事

黒髮神社流鏑馬神事

行事の歴史及び内容

黒髮神社の流鏑馬神事の由来は、黒髪山大蛇退治の伝説に因んでいます。『後藤記』大蛇退治祈願成就流鏑馬式の項、その他の古記によりますと、往昔、黒髪山に大蛇がすんで里人を悩ましていたので、時の領主後藤高宗は、鎮西八郎為朝の助力を得て、宮司黒髮掃部介和敏に請うて神明の冥助を祈り、一七日の蟇目を執行しましたところ、速やかに退治を成し遂げました。

その願成就のため領主は永万元(西暦1165)年乙酉、旧九月二十九日に社参、山上(上宮)は難所とて下宮にて流鏑馬を奉納したのが起源と伝へられています。それ以来、欠かすことなく毎年の例大祭(お供日)に奉納され、今日まで八百五十有余年続く伝統神事となっています。

長い伝統と古式古俗がよく保持されていることが認められ、平成十四年度に山内町重要無形民俗文化財第一号に指定されました。現在、武雄市重要無形民俗文化財となっています。

《当日の儀》

  1. 上り馬――締元邸から勅使・締元・射手諸役は行列を整へ、社殿へ向う。
  2. 祭 典――修祓、祝詞奏上、締元祈願詞奏上、弓矢渡式、洗米神酒拝戴。
  3. 金幣祓――御神幸の時、鎌倉殿・射手・弓取役は馬場末にて拝受。
  4. 堂廻り――神馬・鎌倉殿馬・射手馬、神殿廻りの神拝三度。
  5. 蟇目神事――大蛇退治に際し、妖魔退散の祈祷のため鏑矢を放つた故事による。鳴弦の儀を併せ行う。
  6. 射手筆祓ノ儀――注連元が「神事流鏑馬、始めませー」のあと行う。射手筆で「宮」の字を書きながら馬場を駈け通す。
  7. 母衣引き――流れ矢を防ぐために背負つた武具で、布をなびかせて用いる。
  8. 騎射ノ儀――射手が三ヶ所の的を中て、次々に七回くり返してゆく。これを古来「三的の七登り」と言う。 附り、子供やぶさめ
  9. 下り馬――流鏑馬終つて使者が武雄領主の館へ還つた故事の表現儀礼。
  10. 神拝――流鏑馬神事の無事終了を神前に奉告し神拝。「納め候」の〆の発声で畢える。

行事主催者

黒髮神社流鏑馬奉賛会

開催時期

毎年10月29日を恒例とします。

※変更・中止等の場合もありますので行事主催者にご確認ください。

開催場所

佐賀県武雄市山内町宮野1039番地 黒髮神社下宮境内(流鏑馬馬場あり)
アクセス

  • JR九州 佐世保線三間坂駅下車 バス伊万里行き「宮野」で下車。
    三間坂駅からは徒歩30分
  • 車は国道35号線を三間坂から県道26号線で伊万里方面へ
    ※JR武雄駅から神社まで約10㎞。電車とバスで25分。車で20分。

行事に関する連絡先

〒849-2305 佐賀県武雄市山内町大字宮野27290番地
会長 鳥谷竹人(とりやたけひと)
TEL 0954(45)5360
〒849-2305 佐賀県武雄市山内町大字宮野1093-2番地
黒髮(くろかみ)神社(じんじゃ)社務所(しゃむしょ)
TEL 0954(45)2104
E-mail kurokami@cronos.ocn.ne.jp 黒髮神社社務所(事務局)

行事HPアドレス

http://www.takeo-kk.net/sightseeing/001308.php

行事開催に関する写真

騎射
母衣引き
行列一部
記念写真

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