行事の歴史及び内容
熊本県荒尾市と長洲町の秋を彩る伝統行事の一つに、野原八幡宮の節頭(せっとう)行事があります。節頭行事は、節頭奉行を先頭に、節頭を乗せた神馬の前に仲間頭(ちゅうげんがしら)、馬の手綱を仲間4人が引きながら、御供人(おともにん)とともに地域を訪問し、野原八幡宮へ神幸する行事です。
荒尾市指定無形民俗文化財に指定されています。毎年10月15日の野原八幡宮例大祭「のばらさん」で奉納され、荒尾市・長洲町を含む旧荒尾手永28村中から毎年交代で3地区の輪番にて行われます。当日は各地区を訪問し、おおよそ11時には野原八幡宮の鳥居をくぐります。令和元年は、荒尾市の荒尾・増永・一部地区が奉納しました。
節頭行事の記録は、「野原八幡宮祭事簿」によると建長4(1252)年にさかのぼります。この行事は鎌倉時代中期頃から始まったと言われており、約770年の歴史を誇ります。
また、同時に、荒尾市の菰屋・野原・川登地区によって風流も奉納されます。野原八幡宮境内では、1ヶ月早い七五三のお参りも行っており、出店もありとても賑わいます。
行事主催者
風流節頭保存会
開催時期
例年 10月15日
2年度の節頭行事奉納は新型コロナの関係で取りやめになりました。
※変更・中止等の場合もありますので行事主催者にご確認ください。
開催場所
野原八幡宮(荒尾市野原1529)
※JR荒尾駅から車で約20分
行事に関する連絡先
〒864-0131 熊本県荒尾市川登8-1 風流節頭保存会事務局
電話 090-2519-1158
行事開催に関する写真
「馬に乗る稚児」

「野原八幡宮境内を神幸」

「奉納の様子」

「野原八幡宮拝殿前の様子」
