寒河江八幡宮流鏑馬

寒河江八幡宮流鏑馬

行事の歴史及び内容

寒河江八幡宮は、建久二年(一一九一年)に大江親広によって鎌倉から勧請されたという。流鏑馬が行われていたという証拠に、八幡宮拝殿に宝暦十二年(一七六二年)八月十五日の流鏑馬絵馬が残っている。馬上から的を射る一般的な流鏑馬のほか、三頭の馬を走らせて作柄を占う農作試(さくだめし)流鏑馬が行われていた。

武士の武芸の鍛錬と遊戯でもあった流鏑馬が、東北の小さな町に根付いたのは、大江氏四百年の歴史と天領としての誇りが町の人々にあったからかも知れない。後にこれらは祭礼となり、寒河江陣屋の代官がこの由緒ある寒河江八幡宮の祭りをとても大切にしたのであった。

古式流鏑馬
馬上より的を射る奉納騎射が行われ、三射皆中すると褒美にお神酒と白布一反が送られる。正月にその年の豊作を占う神事でもあった。のちに祭事となって八月十五日に行われた。現在は九月十五日が例大祭となり、前日の十四日に「古式流鏑馬」、十五日には「古式流鏑馬」と「農作試(さくだめし)流鏑馬」の二通りを行うことになっている。

農作試(さくだめし)流鏑馬
競馬(くらべうま)で、都合三回走り、その都度「金棒(かなぼう)引き」と呼ばれる子供二人が流鏑馬の開始予告と露払いの役となり、金棒を引いて走る。
馬は一番速いのを「一の馬 早稲(わせ)」、次に早いのを「二の馬 中稲(なかて)」一番遅いのを「三の馬 晩稲(おくて)」と決めて、「一の馬」より順次、間隔をおかず走らせる。走りの様子や着順で翌年の作柄を決める。弓で矢を射ることはしない。五穀豊饒・天下太平を、農民と一体になり神降ろしをしたのが、全国に一つしかない「寒河江の農作試流鏑馬」である。
明治頃からこの方式になったと伝えられており、弓術と馬術の両方をマスターするのが困難であった為であろうと考えられる。

行事主催者

寒河江八幡宮

開催時期

寒河江八幡宮例大祭に合わせて開催
(9月14日15日が平日の場合は、後の土日)

※変更・中止等の場合もありますので行事主催者にご確認ください。

開催場所

寒河江八幡宮境内(流鏑馬馬場)
・お車でお越しの方
山形自動車道 寒河江ICから約15分
※無料駐車場がございます。
・公共交通機関でお越しの方
【JR左沢線】西寒河江駅 下車
徒歩で約10分(タクシーご利用の際は寒河江駅で降りてください)

行事に関する連絡先

寒河江八幡宮
〒991-0025 山形県寒河江市八幡町5-70
TEL:0237-86-6258
https://www.sagae-hachimangu.org/

行事HPアドレス

http://www.yabusame.org/

行事開催に関する写真

馬場祓い

神事を行う前の神馬、馬場のお祓い

古式流鏑馬神事

保存会射手による流鏑馬の奉納

京参乗(稚児)より御褒美が与えられる

皆中すると、お神酒・白布が与えられる

作試し流鏑馬

神馬三頭による競べ馬。三走し着順で翌年の作柄を占う

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