行事の歴史及び内容
平安時代末期の信濃源氏の武将・木曽義仲(源頼朝の従兄弟)は、信州宮ノ越で幼少年期を送っており、日頃より坂下神社を参拝し祈願しておりました。後に挙兵し、平家追討を果たした義仲は、寿永三年(1184年)に帝より征夷大将軍の官位を賜りました。
この知らせが坂下に伝わると三郷(下組、合郷組、町組)の人々は歓喜してこれを祝い、幣をつけた矢を下組の馬の鞍に立て村中の代官、庄屋、組頭をはじめ村人が総出で行列をつくり音曲を奏でて神社を参拝し義仲公の戦勝を報告しました。
これが「花馬まつり」の始まりと伝えられており、今でも祭りの前日には当時と同じように下組の馬一頭が坂下神社に参拝します。
花馬まつりは、当初は戦勝を祝うものでしたが、いつの頃からか農民の五穀豊穣を願う祭りとなり、地域の伝統行事として毎年10月に開催されています。
行事主催者
花馬保存会
開催時期
10月第2日曜日
※変更・中止等の場合もありますので行事主催者にご確認ください。
開催場所
3地区(下組・合郷組・町組)から出発した3頭の馬はJR坂下駅前に集合し、3頭で花馬行列をつくり坂下神社に奉納します。
※坂下神社では花奪りがあります。
- 電車の場合
JR中央本線 坂下駅下車 - 車の場合
中央自動車道中津川ICより国道19号線を塩尻方面へ約15㎞。
弥栄橋交差点を左折、坂下地区へ。
行事に関する連絡先
住所:〒509-9232 岐阜県中津川市坂下1665番地5
電話:0573-75-4444(やさか観光協会)
E-mail:http://yasaka-kanko.jp(お問い合わせはこちらから)
行事HPアドレス
行事開催に関する写真
花馬まつりの主役・木曽馬

中津川市のふれあい牧場で飼育しています。
花馬まつりの前日に行われる「神楽」

下組の花馬1頭が花串を3本立て坂下神社に奉納します。
坂下神社に入場

下組・合郷組・町組から出発した花馬3頭はJR坂下駅前に集合し、3頭で花馬行列をつくり坂下神社境内に入場します。
坂下神社境内で勇壮な花奪り

太鼓の合図で一斉に花奪りが始まり、花馬まつりのクライマックス を迎えます。