白鬚神社大祭「流鏑馬祭り」

白鬚神社大祭「流鏑馬祭り」

行事の歴史及び内容

岐阜県可児市土田地区の金幣社白鬚神社の大祭で、約450年の歴史を持ち、市重要無形民俗文化財に指定されています。

ご神体が乗る神輿渡御など神事の後、羽織袴姿で優雅に扇を投げる騎手「馬場見せ」と平安貴族さながらのきらびやかな衣装を身に纏い、果敢に馬上から的へ矢を投る騎手「本乗り」が馬にまたがり400mある神社の参道を舞台に疾走する勇壮な武家絵巻が繰り広げられます。

神社の創建は、天慶年間、平将門追討の命を受けた平貞盛の戦勝祈願が始まり。
永禄年間、時の土田城主生駒親重・親正親子の代に現在の地に移築し、その際に武運長久・戦勝祈願を込めて始められた大祭。

祭りを運営するのは、土田地区の自治会のうち12の地区です。年毎に、祭りを司る「樂当元」が1地区、「馬当元(東座・西座)」を2地区が担当します。

参加する各当元が各地区から神社まで、行列をつくり進んでいきます。樂当元は12時の開式に、馬は13時の開式に間に合うよう各地区を出発します。「本乗り」と言われる騎手も馬にまたがり、行列に加わります。
樂当元が本殿前に到着し、大祭が始まります。御神体を神輿に移し神輿渡御が始まり、15人のお供を従え、「御旅所」まで400mの参道を進んでいきます。馬当元はそれを御旅所前の参道脇に土下座をして神輿を迎えます。

御旅所内の神事にて本乗りが正一位を授かると神輿還御に移ります。御神体を本殿内に安置すると、いよいよ流鏑馬の奉納の始まりです。

還御式の終わりを告げる太鼓の合図で、「輪乗り」が始まります。本殿前の広場を「本乗り」が馬にまたがり3回周り、本殿にあがってお祓いを受けます。

その後、まず羽織袴姿の「馬場見せ」が東座の当元から1往復ずつ走り、復路の途中で白扇を投げます。続いて「本乗り」がそれぞれ3往復します。往路途中、2カ所に設けられた「的」に矢を投じます。以前は実施に馬上から弓を引き矢を放っていたそうですが。時代とともにその形も変わってきました。

3往復した後は、「乗り上げ」です。白扇を頭上に掲げ鳥居手前まで駆け抜け、途中白扇を投げてきます。投げられた矢や白扇は縁起物として、観客が奪い合うように拾っていきます。こうして流鏑馬祭りは終わりを告げます。

行事主催者

白鬚神社大祭当元連絡協議会

開催時期

大祭本樂祭4月第1日曜日
試樂祭その前日

※変更・中止等の場合もありますので行事主催者にご確認ください。

開催場所

岐阜県可児市土田
金幣社白鬚神社境内
名鉄広見線可児川駅下車北へ徒歩10分

行事に関する連絡先

〒509-0206
住所岐阜県可児市土田2316
電話090-8556-4389
E-mail sake@ma.ctk.ne.jp

行事HPアドレス

https://www.facebook.com/dotayabusame/

行事開催に関する写真

史上初の女性騎手「本乗り」

それまで男性ののみしか参加できなかったこの祭り、少子高齢化の時代の流れに合わせ、平成27年に女性の参画を促しました。平成30年には女性初の「本乗り」が誕生しました。

史上初女性「馬場見せ」

平成30年の女性初の「本乗り」誕生に続き、翌平成31年には女性初の「馬場見せ」が誕生しました。

「本乗り」の流鏑馬

片手に矢を、口にもう一本の矢をくわえて、華麗に走っていきます。

さあ、流鏑馬の始まりです。

羽織袴姿の二人の「馬場見せ」が二頭の馬にまたがり、流鏑馬前の準備をしています。

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