行事の歴史及び内容
山古志の「牛の角突き」の歴史は古く、一説には千年とも言われています。その由来、起源などについては記録的資料がないため定かではないが、徳川時代歴史の文豪、滝沢馬琴著の「南総里見八犬伝」にその歴史の息吹をみることができる内容が掲載されています。山古志の暮らしは人々と牛が深く結びついており、棚田農耕や運送に大きな役割を担う牛の飼養を伝える江戸時代の記録が残されています。
なぜ山古志で牛を飼うようになったのでしょうか。それは、山古志に広がる棚田と大きな関係があります。棚田は山の斜面を切り開いて作ってあるため、道幅が狭く段差があるため、山あいの棚田で荷物を運搬したり、田畑を耕作したり、推肥の元を作ったりするときに、牛は貴重な働き手だったのです。世界有数の豪雪地帯であるこの地域に最も適していたのは、足腰が強く、寒さや粗食に耐え、闘志に溢れ、人に慣れやすい岩手産の南部牛でした。冬場、長期間雪に閉ざされるため、牛と人は一つ屋根の下に住み、家族のように慣れ親しんでいました。牛との密接な生活の中で、次第に「牛の角突き」は人々の娯楽となって根付き、昭和53年、国の重要無形民俗文化財に指定されるまでになったのです。
行事主催者
山古志闘牛会
開催時期
以下のページをご参照ください。
https://www.city.nagaoka.niigata.jp/kankou/miru/tougyu/
※変更・中止等の場合もありますので行事主催者にご確認ください。
開催場所
山古志闘牛場(長岡市山古志南平地内)
アクセス
・関越自動車道練馬ICから約3時間(小千谷IC降りて約25分)
・北陸自動車道新潟中央ICから約1時間、上越ICから約1時間10分(長岡南越路スマートIC降りて約25分)
行事に関する連絡先
住所:〒947-0202 新潟県長岡市山古志南平乙1627-5
電話:0258-59-3933
行事HPアドレス
行事開催に関する写真
角を突き合わせ技をかける

牛を制止しようとくらいつく勢子

会場内の様子 角突きはこれから熱が入る

闘牛太鼓 開催時公演
