行事の歴史及び内容
「ヨシター」という勢子(せこ)の掛け声が飛び交い、大きいもので1トンを超える牛同士がぶつかり合う迫力満点の牛の角突きは、江戸時代の文豪、滝沢馬琴の書いた「南総里見八犬伝」に記述があり、地域の伝統行事として長年守り継がれてきました。
越後の角突きは、引き分けが原則。興奮した牛を引き離す勢子の妙技や勇姿も見応えがあります。
角突きの舞台となる小千谷闘牛場は、小千谷市の中心部から東へ約10kmの東山地区と言われる山間部に位置しています。古くから東山地区と長岡市の山古志・太田・川口北部は二十村郷と称され、各村々で牛の角突きが開催されていました。
雪深い二十村郷では、かつて牛が農耕や運送に欠かせない役割を担っていました。牛と人が一つ屋根の下に住み、家族のように親しんでいる中で牛の角突きが次第に娯楽となって地域に根付いていきました。
小千谷市の牛の角突きは、毎年5月~11月の毎月1回開催され、約20の取り組みが行われます。近年は外国からも多くの方が観戦に来られます。
行事主催者
小千谷闘牛振興協議会
開催時期
5月~11月(毎月1回)
※変更・中止等の場合もありますので行事主催者にご確認ください。
開催場所
小千谷市大字小栗山(小千谷市立東山小学校近く)
小千谷闘牛場
行事に関する連絡先
〒947-0028 新潟県小千谷市城内1丁目13番20号
電話 0258-83-3512
E-mail kanko@city.ojiya.niigata.jp
行事HPアドレス
http//www.city.ojiya.niigata.jp
行事開催に関する写真
引き分け

越後の牛の角突きは引き分けが原則です。家族の一員として大切に育てている牛を傷つけないよう勢子が全力で引き離します。
応援する子どもたち

ハーフタイムに地元の小学生が一生懸命応援します。
家族の一員

取り組みが終わると牛をねぎらいます。勢子の笑顔があふれます。
牛太郎入場

全国で唯一、小学校が飼育している牛が登場します。入場時は 小学生が先導します。