吉保八幡のやぶさめ

吉保八幡やぶさめ

行事の歴史及び内容

「吉保八幡のやぶさめ」は、毎年9月の最終日曜日に行われる吉保八幡神社の例大祭にあわせて催される伝統行事です。鎌倉時代から行われていたとの伝承もありますが、現在は、米どころ長狭の地にふさわしく、米の作柄の豊凶を占い、同時に五穀豊穣を祈願する農耕神事として継承されています。いつ頃から行われているかははっきりしませんが、当初は現在の農耕神事的な目的ではなく、より武芸的な意味合いが強かった可能性もあります。

馬場の全長は120間(216m)で、その間に3つの的が立てられます。その的はそれぞれ、早稲・なかて・晩稲を意味し、祢宜は疾駆する馬上から的に向けて矢を放ちます。これを3回繰り返し、合計9本の矢の当たり具合によって、翌年の米の適種を占います。

「吉保八幡のやぶさめ」の大きな特徴としては、馬場から的までの距離が10m以上も離れているうえに5m程の高さに的が立てられるため、命中率が低くなる点が挙げられます。これは、このやぶさめが武芸の修練のためではなく、あくまでも農耕神事としての占いが目的であり、矢が外れることも占いの重要な要素として予め設定されているためです。

古くは地頭の畠山・鈴木両氏の家系によって伝えられて来ましたが、現在では、仲・大川面・宮山・八丁地区の氏子らによる「長狭やぶさめ保存会」が保存・継承に努めています。

行事主催者

長狭やぶさめ保存会

開催時期

9月の最終日曜日

※変更・中止等の場合もありますので行事主催者にご確認ください。

開催場所

吉保八幡神社境内(〒296-0111 千葉県鴨川市仲253)
アクセス:JR安房鴨川駅から鴨川日東バス「吉保」下車

行事に関する連絡先

鴨川市郷土資料館
〒296-0001 千葉県鴨川市横渚1401-6
TEL:04-7093-3800

行事開催に関する写真

占いとしての流鏑馬

120間(216m)の馬場の間に設置された3つの的を狙います。これを3回繰り返し、翌年の米の適種を占います。

千葉県内の本格的なやぶさめとしては唯一の例

古式にのっとって執り行われ、祢宜は7日間の精進潔斎によって、心身を清めて当日の騎射に臨みます。

終了後に的竹は各番手の世話人や青年により割られます。その竹を畑に埋めると虫がつかないとの言い伝えもあります。

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